クラリスロマイシンの服用を中止した。2月10日には咽頭痛は改善傾向を認
子どもの副鼻腔は、2歳頃から発達し始めて、17歳頃にほぼ完成する器官です。生まれたての新生児期の副鼻腔は、まだ直径1㎝程度で鼻腔とも繋がらず骨髄で形成されています。そのため、小さい子どもの副鼻腔炎はないとされています。
しかし、4歳~6歳頃になると、副鼻腔の通路が広がり炎症を起こしやすくなるので注意が必要です。
子どもは鼻腔と副鼻腔を繋いでいる穴が小さいため、鼻風邪から容易に副鼻腔炎を発症します。また、同時に鼻の奥と耳の中を繋いでいる耳管という細い管も短いため、副鼻腔炎を起こしていると中耳炎も起こしやすくなります。
一方で成人の副鼻腔炎に比べて治りやすという特徴もあります。
治療は成人と同じで、抗生物質が中心になります。
当院ではレントゲンやファイバー検査を用いて確実な診断治療を心がけています。
ですので、抗生剤の漫然とした処方は避けなければなりませんが、慢性の副鼻腔炎や小児に多い慢性の滲出性中耳炎にはクラリス ..
●後鼻漏の病態構成要素、症状
① 鼻汁の過分泌:鼻汁は鼻粘膜の血管からの組織液の漏出や粘膜上皮細胞である杯細胞と粘膜固有層の鼻腺細胞が産生する分泌粘液から成り立っています。鼻汁は、一部は気化して吸気の加湿に役立てられますが、その殆どは鼻腔の粘液線毛機能によって後鼻孔から咽頭に流れ、嚥下されて消化管へと排泄されます。鼻腔、副鼻腔から分泌される分泌液の量は1日に1~6リットルと言われていますが、前述のとおり、殆ど嚥下されるので一般的に自覚することはあまりない場合もあります。鼻汁分泌増加の機序としては、a.直接的経路であり、鼻腺や血管が刺激を受けることにより、分泌の増加と血管拡張を伴い、血管の透過性が亢進し、血管外への組織液の漏出亢進を惹起すると言われています。もうひとつは、b.知覚神経終末の刺激により分泌が促進されます。鼻粘膜上皮、粘膜固有層の鼻腺、血管には鼻の知覚神経である三叉神経由来の神経線維が豊富に分布されており、機械的刺激や様々なアレルゲン(花粉やハウスダストなど)の刺激により神経線維から神経伝達物質が放出され、その結果血管の拡張、液体成分の血管外漏出が起こり、鼻汁の増加、後鼻漏が増加すると言われています。
② 鼻粘膜の線毛運動の低下と鼻汁性状の変化:鼻副鼻腔粘膜上皮層は粘液で覆われておりその組成が副鼻腔炎などの炎症疾患により、粘性、弾性が増加して、いわゆる『痰や鼻汁の切れが悪くなる。』状態となり、後鼻腔から咽頭へと垂れ下がり、後鼻漏が悪化すると言われています。
③ 鼻粘膜の知覚過敏:後鼻腔から上咽頭の領域には知覚神経が豊富に分布しており、三叉神経(12本ある脳神経の内、5番目の神経)の内、2番目の繊維が上咽頭や軟口蓋に分布しており、舌咽神経(脳神経の9番目の神経)が耳管(鼻腔の奥にあり、鼻と耳をつなぐルートがあり、鼻腔の奥に開いています。気圧の調節を担っています。)周囲や咽頭後壁や口蓋扁桃に分布しています。咽頭粘膜の乾燥による刺激により、これらの神経が刺激され、後鼻漏の症状が増強されやすくなります。これらの現象は加齢による変化に伴って増加することが多いと言われています。組織学的に鼻粘膜上皮の高さは、50歳代まではほぼ一定であるが60歳以上になると上皮が菲薄化すると同時に、上皮内の基底細胞の数が減少すると言われています。また、鼻粘膜の水分蒸散量は加齢に伴って増加する傾向にあり、その結果鼻粘膜の乾燥感の原因ともなる。
④ 慢性の咳嗽:後鼻漏の成分が直接的に起動粘膜に分布する咳受容体を刺激して、咳を誘発すると言われています。
先程、ご高齢の患者さんが私の予想よりも多くみられるとお話ししましたが、鼻炎や咽頭炎および加齢に伴った唾液の減少や後鼻漏(鼻汁がのどにおりる状態)による咽頭部の違和感や不快感を訴えられる患者さんが多くみられました。以前勤務していた、岡山県北部の地域は秋から冬にかけて気温の低下や、時に積雪もあり、また山が周りに多いことから、花粉症などのアレルギー性鼻炎の患者さんも多くみられましたが、当院に赴任してから、鼻から咽頭喉頭(のど)にかけて、集中的に根治治療をすべき病変や手術治療で取り除くべき疾患が見受けられないにも関わらず、鼻からのどにかけての不快な症状の患者さんと接することが多く感じます。また、ご高齢の患者さんの中には、食物や水分を通常通り摂取できず、誤嚥(食物が梨状窩(食道の入り口、左右にあります)から食道を通って、胃、食道を通過して胃、小腸、大腸へと到達せず、気管、気管支、肺へと気道へ流れ込む状態。)
起こし、糖尿病や悪性新生物、脳梗塞などの基礎疾患を合併している患者さんは、誤嚥性肺炎を引き起こす危険性が高くなると思われます。今回は、私が以前勤務していた病院および当院に赴任してから、診療上で良く見られた、後鼻漏についてお話させていただきます。
咽頭炎や扁桃炎などの上気道感染症から、気管支炎や肺炎といった下気道 ..
平成29年4月に耳鼻咽喉科医長に就任しました西田直樹と申します。中国中央病院に赴任する前は岡山県北の新見市の病院に勤務していました。新見市に比べますと、福山市北部は人口も多く感じ、また若い世帯も多いように思いましたが、ご高齢の患者さんも多くおられ、また以前生活していた新見市の隣町になる、広島県東城町や神石高原町からも当院を受診される患者さんもおられ、当院の医療圏が広いことを実感しております。毎週月曜日、木曜日に岡山大学病院耳鼻咽喉科教室から先生が診療に来ていただき、私、西田は火曜、水曜、金曜日に外来診療を行っております。常勤医師が一人ですので、対応できる疾患は限られておりますが、当院ご入院中で耳鼻咽喉科的な問題を抱えられている患者さんや、近隣の医療機関の先生方や地域の患者さんのために、微力ながら貢献していけたらと考えております。
主に慢性副鼻腔炎に対して行われます。(一部の重症な急性副鼻腔炎にも行われます)
現在は、鼻の穴からカメラ(内視鏡)を使用しながら行う手術が主流です。局所麻酔(もしくは全身麻酔)の後に鼻の穴から内視鏡を入れ、モニター画面を見ながら鼻腔内のポリープ(鼻茸)を一つひとつ切除し、副鼻腔と鼻腔の通路を広げて空気や分泌物の出入りを良くします。内視鏡手術の利点は、出血や痛みも少なく、術後の回復も早いこと。最近は、マイクロデブリッターという、ポリープや膿を吸引しながら細かく削り取る画期的な装置が開発され、従来の除去方法より安全確実な上に、手術時間も大幅に短縮されました。
入院+全身麻酔で行っている施設が多いですが、首都圏を中心に日帰りで手術を行う施設も増えてきています。
咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二 ..
耳鼻咽喉科を受診時には炎症をおさえるために、鼻の処置で副鼻腔の入口を広げた後に、抗生物質やステロイド剤を含んだネブライザー療法も行われます。
ネブライザーとは、霧状にした薬液を鼻や喉に噴霧して、直接患部へと送り届ける医療機器です。微粒子レベルの細かい煙霧となって鼻や喉へと送り出された薬は、呼吸とともに鼻の奥や気管支、肺などにまで到達します。
急性・慢性いずれの副鼻腔炎にも漢方薬を用いることもあります。有名な商品であるチクナインの主成分である辛夷清肺湯や荊芥連翹湯、葛根湯加川きゅう辛夷などが用いられます。急性期よりも慢性期の治療として用いられることが多いです。
・咽頭炎 :溶連菌しかありません。第一選択薬はアモキシシリン(ペニシリン系 ..
急性副鼻腔炎の初期はウイルス感染によって引き起こされるため、症状が軽く、3~5日程度の経過でしたら自分の免疫力で自然軽快することがあります。1週間程度症状が持続してしまう場合は、細菌感染に置き換わっている可能性が高いため、病院への受診が必要です。数か月に及ぶ慢性的な症状がある場合は、耳鼻咽喉科を受診した方が良いと思います。
ステロイド剤にはアレルギー反応や炎症を抑える効果、水分を調節する効果などいろいろな効果を持つお薬です。
点鼻用のステロイド剤は鼻にしっかり効果がある一方、最近の点鼻薬はほとんど鼻以外には作用せず、体内で作用する割合はごくわずかで1%以下と言われています。そのため、体への副作用をあまり心配せず使えるようになっています。
鼻の粘膜が炎症を起こしている状態ですので、鼻ポリープのある無しにかかわらず、炎症を抑えるという意味ですべての副鼻腔炎に効果があります。
上咽頭炎と後鼻漏の治療のため、クラリス(抗生物質)+アレロック+ ..
0.5%~1%塩化亜鉛溶液を染みこませた綿棒(鼻から:鼻綿棒、のど:喉頭捲綿子)を上咽頭の後壁に強めに擦りつける。
風邪に抗生物質はだすべきではない。 これだけきけば、もっともです。 ウイルス感染である風邪に抗生物質をだす必要性などなにもありません。
以上をまとめると慢性上咽頭炎に関連する症状は①慢性上咽頭炎そのもの、あるいは炎症の放散による症状、②自律神経系の乱れを介した症状、③免疫機序を介した二次疾患に大別されます。そして、このように幾つかのメカニズムを介して異なる病態を引き起こすため、結果としてその症状は驚くほど多彩となります。
<一般感染症:咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、感染性腸炎、中耳炎、副鼻腔炎>
妊娠中や授乳中の場合にはクラリスを使用できないわけではありませんが、気軽に内服できるわけでもありません。妊娠中に高容量のクラリスを投与すると胎児に心血管系の異常、口蓋裂、発育遅延等の異常が生じる可能性があると動物実験にて報告されています。また、クラリスは母乳にも移行します。病気の種類に応じて、治療を行うメリットと治療を行わないデメリットを比較・検討し、担当医と十分に相談して治療に当たりましょう。
Corynebacterium ulcerans 感染による急性鼻咽頭炎を呈した1例
自律神経障害による諸症状を訴える患者では検査データ上に異常がなく、多くの場合は不定愁訴とみなされ、中には軽いうつ病と診断されて抗うつ薬が投与される場合もありますが、慢性上咽頭炎は擦過診による診断・治療が容易であり、そのうえ即効性もあるので先ずは疑ってみる価値があります。
日本ではマクロライド耐性溶連菌が増加しているのでクラリスロマイシンやアジスロマイシンは使わない。
実際、めまい、偏頭痛などの自律神経系の乱れが関与すると考えられる症状をもつ患者さんには、しばしば激しい上咽頭炎が認められ、塩化亜鉛塗布などの上咽頭炎治療を行うと症状が軽快します。そして、自律神経障害に対する上咽頭炎治療の効果は、炎症が関与する二次疾患とは異なり、効く場合には即効性があります。
ペニシリンやクラリスロマイシンなど, 痰切り(去痰薬) 咳止め(鎮咳薬) 痛み ..
以上の方法を実践することで、慢性上咽頭炎を予防することができます。
前回解説したように、臨床像から絞り込んだ上で迅速診断検査または培養 ..
また、興味あることに、上咽頭炎は免疫システムを介して二次疾患を引き起こすのみでなく、自律神経の調節異常を介して、めまい、嘔気、胃部不快、便通の異常、全身倦怠感、うつなどの不快に感じる様々な症状も引き起こします。上咽頭炎が自律神経調節障害を引き起こすメカニズムは不明ですが、自律神経の中枢は視床下部であり、空気の通り道として上咽頭は自律神経中枢の近傍に位置するため、自律神経系に影響を及ぼしやすいのかも知れません。
[PDF] Corynebacterium ulcerans 感染による急性鼻咽頭炎を呈した1例
ぜひ、慢性上咽頭炎ということを知っていただいて、何回も病院にかかるという体づくりから、病院にかからない体づくりをしていっていただきたいという風に思います。
みらいクリニックの今井でした。
チャンネル登録よろしくお願いします。
後鼻漏(こうびろう):はなみずがのどに垂れる; 痰・咳; 頭痛・顔面痛; 嗅覚障害:匂いが ..
慢性風邪という風に言われてる人は、必ず 慢性上咽頭炎を疑うようにしてください。それを疑って治療すると、1ヶ月おきにいくとか、2ヶ月ごとに病院に行くという負のスパイラルから抜け出すことができます。
・滲出性中耳炎に対する治療や慢性副鼻腔炎に対するクラリスロマイシン少量長期 ..
この治療を何時、誰が始めたかは明らかではありませんが、山崎春三大阪医大初代耳鼻科教授と堀口申作東京医科歯科大学初代耳鼻科教授がこの治療のパイオニアとして、1960年代に精力的にこの治療に取り組まれたことは間違いありません。しかし、当時の文献を調べた限り、治療薬として塩化亜鉛溶液を使用する根拠に関しては不明です。EATの処置そのものは単純ですが、効果的な処置とするには多少のコツが必要です(医師向け診断と治療内容の詳細は会員専用サイトに掲載準備中)。また、慢性上咽頭炎に対する塩化亜鉛溶液の上咽頭擦過は、「治療」になると同時に慢性上咽頭炎の「診断」にもなります。堀口氏によればEATをした時の出血の程度と痛みの程度が上咽頭の粘膜上皮細胞の変性の度合いと相関し、炎症の程度の指標になるといいます。つまりEATをした時に出血が激しいほど炎症が重症で、痛みの程度も強いということになります。そして、EATを継続すると出血は徐々に減少し、処置に伴う痛みも軽くなり、それと同時に慢性上咽頭炎が関連する二次疾患(皮膚炎、関節炎、頭痛、めまいなど)の症状の改善が得られます。ところで、堀口氏の時代には現在のような精巧な内視鏡機器はなかったので肉眼的に慢性上咽頭炎を診断することは困難とされていました。しかし、今日では高性能の内視鏡検査機器を駆使することにより慢性上咽頭炎のかなりのレベルまで内視鏡的診断も可能になっています。
溶連菌感染症では主にのどに感染し、咽頭炎や扁桃炎(へんとうえん ..
今日は風邪と違うという慢性上咽頭炎のお話ですけれども、この方々、慢性の風邪の方々がなんか風邪ひいたといって病院に行くんですよ、慢性上咽頭炎がちょっとひどくなると、そこでまた薬だとか去痰剤とか出されて、なんだか飲んで一時的に良くなったような気がするけれども、2週間後、1ヶ月後にまたぶり返す。それは風邪ではなくて、おそらく慢性の上咽頭炎です。
50mg,200mg)10 〜 15mg/kg/ 日,分 2,経口投与
少なくともみらいクリニックでは抗生剤を使わずに慢性上咽頭炎は治ります。だってもともと起炎菌がないんですから。もちろん常在菌はいるんですけれども、それを起こしている細菌がいるわけではないので、それを殺したからといって治るわけはない。
そしてそれで治るんだとしたら、それまでに患者さんのエピソードとして、たくさん抗生剤を飲んでいますから治っているはずです。それでも治らないんだから、発想を切り替えて抗生剤はいらない。もし抗生物質を飲んでいる方がおられるとしたら、一度投与している、処方しているドクターに聞いてみることが私は必要だと思っています。これはあくまで私見ですけれども、少なくともみらいクリニックで上咽頭炎に対して抗生物質を出すことはありません。
無駄なお薬を使うことは誰のためにもなりませんのでご注意ください。
[PDF] クラリスロマイシンの「使用上の注意」の改訂について
副鼻腔炎の場合、慢性副鼻腔炎の場合に、3ヶ月あるいは半年ほど少量のマクロライド、クラリスとかルリッド、クラリシッド、クラリスロマイシンみたいなのを使う時がありますけれども、それとは全く違うわけですから、慢性上咽頭炎で抗生剤を使うことは私は反対ですし、抗生剤を使わなくてもしっかりと良くなっていきます。
粘性鼻汁を減らす目的でクラリスロマイシンという抗生剤を少量で2カ月前後処方 ..
腸内細菌叢も当然変わっちゃうわけですし、使うことによって 耐性菌、その抗生物質に対する耐性菌が増えるということを考えたら、なるべくなら抗生剤は使わない。慢性上咽頭炎の場合は1回・2回はいいかもしれないけれども、何ヶ月も使うものではありません。