脳の腫れを抑えるために、デキサメタゾン(コルチコステロイドの一種)が投与されます。
・悪化する場合に共通する事項として、①定期的に来院されず症状が酷いときのみ来院する、②来院されたときに症状が酷いので外用の量がどうしても増えてしまう、③仕事などが忙しく無理をしてしまう(生活の自己管理、調整ができない)、④悪化するときに外用軟膏のみに頼ってしまうと、薬が増える⇒塗っても効かないという負の連鎖に陥ってしまう、という傾向が散見されます。
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アトピ-性皮膚炎の対策として、過去にはダニ対策や食物アレルゲンの除去が強調された時代もありました。しかし、との統計もあり、またなどの弊害が問題となり、現在では極端な食事制限はおこなわない方向になってきています。
しかしダニやホコリ・カビなどは常にアトピ-性皮膚炎のアレルゲンとして上位に来ますので、行っていった方が良いでしょう。また、があると思いますが、あくまでバランスの良い食事が大切です。
漢方治療も有効と考えておりますが、まず外用治療・スキンケアをしっかり行い、食生活など日常生活の改善を行っても症状が悪化する場合のだと考えています。
他には、金属アレルギー対策や.紫外線治療も水対策などもありますが、どのような対策をとれば症状が落ち着くかは、時間をかけて見極めていく必要があるでしょう。
成人型のアトピーの場合は少し事情が複雑で、になってきます。食生活の改善としては、バランスの良い食事を心がけ、和食中心、無農薬野菜などにすることも効果があるようです。しかし、どの食品を取ると良いかは個人差があり、一人一人がどのような食事を取ると良いかを判断していく必要もありそうです。適度の睡眠・休養、禁煙、ほどほどのアルコールなどストレスを減らす工夫も必要です。さらに適度の運動を行うように心がけた方が良いとも言われますが、運動には全身の血行をよくしたり免疫力を高める効果があるのかも知れません。
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との報告もあります。熱い風呂や長湯を避けるなどの入浴時の注意やボディソープなどの界面活性剤を避け石鹸をつかうよう心がけることも大切です。特に小児アトピーでは外用治療とスキンケアをしっかり行っていくことだけでも、長期的には多くの方で皮疹の寛解が得られる印象です。
一般的に4~5倍に薄めて伸ばして塗っても十分は治療効果があります(右図)。皮疹の状態にも寄りますが、軟膏剤を手のひらで保湿剤(プロペトなど)で2,3倍に延ばして塗布している方もいます。
ステロイド外用剤の副作用が出やすい顔や首の皮疹に使われることが多いです。
さらに80年代に入り外用剤の開発が進み、より効果の強い薬が登場する一方で、一部の皮膚科医もしくは皮膚科医以外の医師により保湿などのスキンケアを充分指導することなしに強さをどんどん強くしてしまったり、患者さんの間違った使用法などが原因でsteroid皮膚症を起こす事態もあったといいます。80年代後半に、アンテベートというvery strong クラスの外用剤が患者さんの判断により勝手に顔に連用されて副作用が発現したにも係わらずも起きました。
かさつきの残る部分にも炎症が残っていますが、軽い炎症には保湿剤で薄まったものも充分効果があります。軽くカサついた部分にも全て直接塗ろうとすると結果的にかなり多めのsteroidを使ってしまうことになります。
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通常はお薬による治療を行い皮疹が軽快してくると、元来あった皮膚の乾燥症状が目立つようになります。良くお薬と保湿剤のどちらを先に塗るのですかと言う質問をお受けしますが、ですとご説明しています。その理由として、まず皮疹があるところにしっかり塗り薬を効かせたいのと、アトピーや慢性湿疹ではまわりのカサカサも軽い湿疹変化であることが多いので保湿剤で薄くまわりにも伸ばされた方が良いケースが多いからです。
一部の薬剤師さんに保湿剤が先でお薬が後との見解を述べる方もいますが、保湿の上からでは効果が弱まる可能性があります。また軟膏を塗った部分にしか効果がないことが小児湿疹やアトピーなどで治療上好ましくない場合が多く、決して副作用を避けることにつながらないことが欠点になります。なおとの指導をするとのことです。
塗り方に関して、上記に記載したような単独で塗布する方法(単純塗布法)でも通常の湿疹には充分治療効果を出せますが、になってくるとなかなか単純塗布法だけでは皮疹を改善することはできません。その場合には軟膏剤を塗った上から亜鉛華軟膏を重ね塗りしてガーゼで保護するがよく行われます。
湿疹を掻く崩してジクジクしている場合やとびひの治療などにも応用されます。重ね塗ることでしっかり局所に効かせ、かつガーゼで覆うことで様々な刺激から皮膚を保護する効果が期待できます。重ね塗りがやや手間が掛かることと、亜鉛華が白くなりべとつくことが欠点ですが、炎症の強い皮疹や慢性化した苔癬化病変では必ず行う方法です。
※特に、重層法は診察時に必要に応じてご提案、実際に患部に塗布をしながらご説明するように致しております。
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一度やってみるとわかりますが、かなりべとつく感じになる量が適正な塗り方です。よく塗って軽く照かる程度、前腕に塗布したあとにティッシュを乗せて逆さにしても落ちない程度とも言われます。よくお薬を塗っても治らないという方のお話を良く聞くとチューブの軟膏が全然減っておらず使う量が少なすぎる場合も良くみかけます。
肌のかゆみは早く抑えたいけど、ステロイド外用薬は怖くないの?」皮膚科医 横山美保子先生がステロイドについて解説します。
ローション剤・液剤
油脂が水の中に分散したの外用剤が、ローション剤や液剤です。
比較的皮脂が分泌されている顔面や、夏季に汗が出てワセリンなどがべとついた感じを与えるときは、油成分が少ない外用剤の方が合っている場合があります。
ワセリンなどの油脂性軟膏で接触皮膚炎を起こしているときは、このタイプの保湿剤を用いるのがよいことがあります。
ローション剤は、保湿効果に乏しく、塗るところを慎重に選択する必要があります。
あまりドライスキンが強くない軽症患者、あるいは軽症部位に向いています。
当院でも、他に選択するものがないために、ヒルドイドローションやビーソフテンローションは結構使っています。
女の人は塗るのが好きで、ヘパリン類似物質を含んでいるだけに、化粧品のつもりで使いすぎるのは多少心配しています。
クリームタイプやローションには、水と油脂をつなぐ界面活性剤やパラベン類などの防腐剤が含まれ、これらが接触皮膚炎を起こすことがあります。
顔に長く使う場合は、アレルギーメーカーの化粧水や乳液の方がよいと考えています。
角化の強い、たとえば魚鱗癬様の皮膚にはウレパールローションなどの尿素タイプが向いています。
もよいところがあります。
市販の化粧水として販売されていますが、と尿素を入れて自分で作ることもできます。
ただ尿素はびらんのあるところに塗るとしみる感じがあり、顔にはあまり向きません。
保湿が物足りないときは、自分でつくった化粧水に、市販のヒアルロン酸、スクワラン、オリーブ油などを加えることもあります。
グリセリンは化学構造がエタノールに近く、アルコールで赤くなる患者さんは使えないことがあります。
自家製の化粧水には、ヨモギなどの植物成分は入れない方が無難です。
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乳剤性(クリーム)軟膏
クリーム基剤は、油脂性基剤よりも接触皮膚炎の頻度が高くなりますが、は優れています。
びらんがあると、しみることがあり、皮膚刺激があるものがあります。
油の量で、水の中に油が混じったと、油の中に水が混じったの2種類があります。
後者の方は油が多く、刺激性は低いですが、多少べとついた感じがあります。
水と油を結合させているのが、いわゆる界面活性剤です。
界面活性剤には、洗剤のような化学物質もありますが、たとえばマヨネーズの卵のようなタンパク質も界面活性剤として働きます。
医科用としては、ケラチナミン軟膏、ウレパール軟膏、パスタロンソフト、ヒルドイド軟膏・ローション、ヒルドイドクリーム、レスタミン軟膏、ザーネ軟膏、ザーネクリーム、ユベラ軟膏、オイラックス軟膏、カチリ(フェノール亜鉛華リニメント)などがよく用いられています。
近年、クリームタイプで最もよく使われるものは、恐らく軟膏・ローションです。
ヘパリン類似物質という血流を改善するものが入っていますが、皮膚科医師は使いやすいクリームタイプの保湿剤として用いています。
もともと高齢者の血液循環のよくない下腿の乾皮症の外用剤として登場したものです。
内科や外科では、ヘパリンは本来血液凝固を妨げる物質として用いられています。
実際、顔面の保湿剤として化粧品のようなものがないかとして用いられています。
顔面の化粧品にヘパリン類似物質が有効かといえば全くそうでなく、むしろない方がよいかもしれません。
何か有用成分がなければ、厚生労働省は医療品として認可しないということです。
それだけに、保湿剤としては、かなり高価です。
また、どうせ化粧品ならと、ヘパリン類似物質をそのままにして、全く中味を変更した後発品にもよいところがあります。
ヒルドイドの後発品のビーソフテンクリーム・ローションは、後発品としてではなく、全く別の保湿剤としてよく使用されています。
他の化粧品メーカーに、もっと良いものが出てくる可能性があり、資生堂や花王がそんなものをつくらないかと期待しています。
ケラチナミン軟膏やウレパール軟膏、パスタロンソフトは、を含み、皮膚のかさつきに効果があります。
びらん部位につけると刺激があり、しみるようです。
肘窩や膝窩よりも、伸側(下肢なら前面、上肢なら外側、体幹なら背中)の方が向いています。
掌(てのひら)や足底の保湿剤としても使われます。
顔面につけると、いくらか刺激感があります。
は、抗ヒスタミン剤(かゆみどめ)のレスタミンを含んでいます。
あまり強い湿疹がなく、かゆいだけのところやじんましんの発疹に使います。
虫刺されの刺されたばかりの塗り薬としてはよい薬です。
単なる保湿剤としても有用ですが、長期に用いるときは、光線過敏症を起こす可能性があります。
長い目で見れば、保湿剤としては抗ヒスタミン剤は入っていない方がよいでしょう。
ザーネ軟膏はビタミンA、ユベラ軟膏はビタミンEを含む軟膏で、保湿剤として用いられます。
は、それほどひどくないしもやけ(凍瘡)や冷え症の手足につけるとよいでしょう。
軟膏には、ステロイドを少し混合したもの(オイラックスH)もあります。
オイラックスの成分クロタミトンは疥癬に効果がありますが、かゆみ止めとしても使用されます。
クロタミトンの接触皮膚炎に注意して下さい。
(フェノール亜鉛華リニメント)は、あせもの他に水痘にも用いられます。
私は他のウイルス性の発疹、手足口病や水いぼにも用いています。
消毒、かゆみ止め、抗炎症の作用を合わせて持っており、表面のウイルスを減らし、二次感染の予防にもなります。
綿棒で皮膚につけると、まもなく乾燥固着します。
あまり湿疹がひどくないあせもには、汗を乾燥させる効果があるの方がよいようです。
ステロイド外用剤を使いたくないアトピー性皮膚炎に、カチリを用いるときがあります。
全身に保湿剤として塗るのではなく、主にびらんの多いところです。
びまん性に紅斑が広がっているところには向いていません。
クリームや液状タイプの外用剤は、市販にはハンドクリーム、化粧品など非常に多数のものがあります。
価格を無視すれば、医科用のものよりよくできたものもあります。
加水分解小麦などの植物成分、香料、パラベンなどの保存料など、用いられている成分に注意して、上手に選択すればこれで十分という市販のものもたくさんあります。
dexamethasone)、氯霉素(chloramphenicol)、美托洛尔 ..
眼瞼(まぶた)の皮膚は体の中でも最も薄く、また涙の塩分、目やに、髪の毛の刺激などによって痒くなりやすく、湿疹も慢性化する傾向にあり治りにくい部位の一つです。よく目の周りは軟膏が目に入るから眼軟膏の方が良いと指導する医師や薬局さんがあるようですが、眼軟膏は一緒に入っている抗菌成分でかぶれやすいことが分かっており、当院ではあまりお勧めしていません。さらに眼軟膏はもともと目の粘膜に使われる目的で設計されていますから、皮膚に塗っても充分な効果を発揮しません。
首枚地球观测卫星登上太空大马公司创历史! 22分钟前 财经 · 阅读全文
塗布剤が皮膚に沈着することはありません。一部の脱ステを唱える医師たちが自分たちの正当性を理論武装するために作った根拠のない仮説であると考えられます。アトピ-性皮膚炎などで皮疹が慢性化して硬くなったりぶつぶつする状態、もしくは症状が寛解したあとにもぶつぶつが残ってしまう様子をみて、そのように考えたのかもしれません。
皮膚に塗布したのちに、種類にも寄りますがすると考えられています。外用は症状が寛解したあとも週2,3回程度塗布を行うだけでも新たな湿疹を抑制する効果があることが分かっています(プロアクティブ療法)が、塗布後1~2日間は効果が少しずつ持続するからなんですね。
もしステロイドが皮膚に沈着するのであれば、もっと塗布の間隔をあけても効果があるはずですが実際はあまり外用をサボってしまうとまた、ぶつぶつや痒みが出てきてしまいます。余程皮疹が落ち着いても週2,3回程度は使っていないと悪くなるのは当然なんですね。
・診療報酬上の先発品が存在しない後発医薬品です。 ・一般名処方マスタ名※ デキサメタゾンクリーム0.1%
油脂性軟膏
ドライスキンを改善し、皮膚を保護し、皮膚刺激を減らすのを目的として用いられます。
油脂性基剤は、の3種のものに分類されます。
は石油を精製して得られた保湿剤では最も一般的なものです。
融点が比較的高いためにワセリンを塗ると、直後に、赤くなったり、べとついたり、かゆくなることがあります。
外用部位をよく考えて、薄くすりこまないように広げるように、必要量を外用したいものです。
塗りすぎると、毛孔がふさがるために、毛包炎ができることがあります。
とびひなどの二次感染にワセリンだけを外用するのは好ましいことではありません。
市販のサンホワイトはワセリンの二重結合を減らした化粧品で、紫外線の影響を少なくしています。
軟膏は、眼科用ワセリンで、精製が進んでいます。
いくらか融点がさがって、べとつきが減り、ワセリンよりやわらかくなっています。
乳児の顔面に、光らない程度、うすくぬるのに向いています。
乳幼児のかさかさした顔面を、よだれやシーツ、父母の衣類などの刺激から保護するのに向いています
同じワセリンでも、精製の具合が異なるために、製造メーカーによって微妙な違いがあります。
実際、合わないワセリンがあると訴える患者がいます。 サリチル酸ワセリンは角層を軟化させる効果が強く、分厚くなった足の裏などによく使われます。
また足の裏の水虫やタコにも有効です。
は、ワセリンとラノリン(羊油)とアズレン(カミツレと同じ)を含んでいます。
保湿効果が高く、融点が低い分、冬でも柔らかくてぬりやすく、使用感はワセリンよりよいようです。
私は乳幼児の体幹・四肢によく使っています。
成人ではラノリンの接触皮膚炎が見られることがあります。
は使用感が非常によく、短期で使うのはよいです。
使っているうちに、馬アレルギーができて悪化することがあります。
は、サメの油を原料とした融点の低いサラサラの化粧品です。
すぐに乾いて、保湿効果が低いのですが、ヒトの脂肪にも同じものが含まれ、塗り心地が非常によい長所があります。
顔面に効果的で、化粧品としても非常によいところがありますが、かなり高価なものです。
サメの絶滅がいわれて手に入りにくくなっています。
メーカーによって精製の具合が異なる上に、別のものを入れて水増ししているといううわさもあります。
は、ワセリン、亜鉛、サラシミツロウ、豚油を含み、炎症を抑える効果があります。
保護効果が強く、ステロイド外用剤に重ねて使用することもあります。
びらん・滲出液のひどいところに塗って、湿疹を乾燥させる効果もあります。
とびひのような細菌感染が合併したところにも使うと、よいことがあります。
びらん・浸出液がなくなれば軟膏が白く残りますが、ごしごしこすって無理に落とさない方がよいでしょう。
びらんのないところにつけると、皮膚が乾燥します。
サラシミツロウはミツバチの巣の成分ですが、接触皮膚炎をおこすことがあります。
や神仙太一膏は漢方で用いられる軟膏です。
やけどなどに用いられ、亜鉛華軟膏に似たところがあります。
は、椿油などとともに植物性の代表です。
融点が低く、保湿効果にとぼしい欠点があります。
しかし、ワセリンほどのべとつき感はありません。
乳児の脂漏性湿疹の痂皮につけて、少しずつ痂皮を取り除いていくのに用いています。
全身の湿疹の保湿剤としても有効です。
グリセリンを使った自家製化粧水にオリーブ油を混ぜることもあります。
単一成分の外用剤のよいところは、かゆみなどが現れたときは原因がわかりやすいということです。
オリーブ油は、主にエクストラバージンオイルとして植物油のものを用いることができますが、皮膚科で治療用として処方箋でもらうこともできます。
近年、オリーブ油のエクストラバージンオイルには、オリーブ油以外の偽物が混じったものが大量に出回っています。
高いからといって、純粋なエクストラバージンオイルとは限りません。
カシューナッツオイル(カシューナッツはウルシ科です)や綿実油などいろんな植物油が混入している可能性があります。
もちろん医療用のオリーブ油が大丈夫という保証もありません。
またオリーブ油は新鮮野菜と同じです。
長期に置いていると、酸化変性します。
一方、いくらか精製したものの方がよいかもしれません。
用評価可能症例は862例であり、副作用発現率は1.7%(15/862
粉末剤 (シッカロールやタルクや亜鉛末などですが、吸入すると問題ということで、最近はあまり用いられません)
に大きく分類されます。
これらは構成される成分でさらに細かく分類されます。
それぞれ使用感・塗り心地が異なります。
使用される部位であるいは年齢によって使い分ける必要があります。
乳幼児はもともと皮脂の分泌が少なく、アレルギーがあるとさらに少なくなっています。
そのために、皮膚の保護を目的とするなら、クリーム・ローション剤より油脂タイプの外用剤の方が向いています。
しかし、油脂性軟膏はどうしてもべとつき感があります。
皮脂が分泌される年齢や部位、汗孔をふさいで汗が出にくいような部位には適していないようです。
一方、クリーム性のものにも多数の種類があります。
ワセリンを加えたべとべとタイプから、あまり油脂成分を含まないさらっとタイプまでいろいろあります。
市販のクリームは、化粧品を含めて、実に多数のものがあります。
医療用には種類が少なく、近年はヒルドイドソフトとそれの後発品が化粧品の代用品になっています。
しかし、ヒルドイドは単なる保湿剤ではなく、ヘパリン類似物質という医療用成分が含まれています。
尿素は生体成分でよいのですが、合成されたものには不純物が混合している可能性があり、それ自体いくらか刺激感があります。
角層が厚く、特に角化異常を伴ったような湿疹には尿素タイプが向いています。
四肢伸側や手足に、有用です。
以上、まとめると、乳児期の顔にはプロペト、体幹や四肢にはアズノール軟膏がよいようです。
かゆみが強く、びらん・浸出液が強ければ亜鉛華軟膏、それで駄目ならステロイド外用剤です。
年齢が上がると、顔は、何もつけないか、市販のクリーム・ローション・乳液・化粧水です。
体幹や四肢には、乾燥がひどければワセリンかアズノール軟膏、べとつくようならヒルドイドソフトやローションがよいでしょう。
四肢伸側、手のひら、足の裏などに乾燥が強ければ、ウレパールクリームかローション、パスタロンソフトなどの尿素タイプがよいと思われます。
また患者自身の好みや慣れもあります。
常に接触皮膚炎を起こす可能性に配慮すべきです。
保湿剤のみで治療するときは、あくまで自然治癒を期待するものです。
ある程度原因・悪化要因が除かれていることが絶対条件です。
湿疹があることがストレスになっている患者さんは、保湿剤のみで治療するのは難しいかもしれません。