骨髄抑制などの免疫低下状態では、口腔カンジダ症やウイルス性口内炎が


■貼布剤
限局した範囲の口内炎に対して、病巣への付着性を高めて長時間の薬効を期待するもので、軟膏よりさらに付着性が高いといえます。病変を被覆することにより食物などによる刺激を緩和する効果もあります。
消炎作用を有するものとしてアフタッチがあり, 1日数回、食後や就寝前に含嗽後、貼付します。抗菌剤を含むものに歯科用フラジオマイシンセルデントがあり、感染を伴う口内炎に貼布します。


による含嗽指導およびデキサメタゾン軟膏を塗布していた。 2 週間の経過観察に ..

【フコイダン療法】
「フコイダン」とは、モズクやメカブ、昆布などの褐藻類などのヌルヌル成分の中に含まれる多糖類のことです。海藻類の中のヌルヌル成分の中に多く含まれることが判ったのが「フコイダン」で、乾燥重量の約4%含まれます。
「フコイダン」は、硫酸化多糖類の仲間で海藻の種類によっても異なってきますが、モズクには特に「硫酸化フコース」「フコース」が多く含まれているといわれ、この「硫酸化フコース」「フコース」が、正常細胞をより強化(免疫力強化、マクロファージの活性化、NK細胞の増強活性化)し、粘膜を賦活化し、正常にしていくことが報告されています。
このフコイダンの軟膏が、口腔扁平苔癬を含む口内炎に効果的であることが示されてきています。

軟膏は病巣への付着性を高め、長時間の薬剤効果を得るもので、再発性アフタやロ腔扁平苔癬などの小範囲の口腔病変に対してや、カンジダ症やウイルス性疾患で口腔内に限局する場合に用います。軟膏は食物摂取や唾液により流されやすいので、1日3回食後と就寝前に口腔清掃・含嗽後、指または綿棒により軟膏を病巣に塗布します。その種類としては消炎作用、抗菌作用を有するものと、抗ウイルス剤、抗真菌剤などがあります。
再発性アフタやロ腔扁平苔癬に対しては、消炎作用を有するトリアムシノロン(ケナログなど) ,デキサメサゾン(アフタゾロン,デキサルチンなど) ,ヒドロコルチゾン(テラ・コートリル軟膏,デスハコーワなど)など副腎皮質ステロイド剤がよく用いられます。感染を伴ったアフタに対してはテトラサイクリンパスタなどを使用します。薬剤や基剤の違いにより、味、適用感が若干異なります。抗菌剤・ステロイド剤の使用により、口腔内の細菌のバランスが崩れ、口腔カンジダ症が発生することがあり、このような場合には、急性偽膜性カンジダ症に対する抗真菌剤(フロリードグル)を用いて対応します。
軽症の単純疱疹,帯状疱疹には抗ウイルス剤のアラセナーA軟膏が有用で、発病初期であれば非常に有効です。疼痛が強

デキサメタゾン口腔用軟膏0.1%「日医工」 | Antaa DI

口腔内で徐々に溶解し、含嗽剤より薬剤効果が長時間持続することを期待したもの、含嗽剤と同じく消炎作用、消毒作用、抗菌作用を有するものがあります。消炎作用を有するものとしてはアズノールSTが、消毒作用を有するものとしてはオラドールなど、抗菌作用を有するものとしては複合トローチ明治などがあります。
使用は1日に4 ~ 5回、食間に口中にて、噛まずに長時間留めるように舌下や頬粘膜と歯肉の間などで唾液により溶かして用います。

■口腔内用軟膏

口腔内にびらんや潰瘍病変があると、歯プラシの物理的刺激や歯みがき剤による化学的刺激により口腔清掃が不良になります。歯ブラシは歯の部分のみで小刻みに動かし、なるべく粘膜に触れないようにするとともに、歯みがき剤は使用しないように指導します。さらに,口腔清掃不良に陥りがちな口腔環境の含嗽による改善と含嗽剤の中に含まれる薬の効果を期待して含嗽剤を用います。含嗽はつらくなければ何回行ってもよいですが、軟膏塗布や貼付剤使用前には含嗽剤を使用するようにします。含嗽薬の作用には①消炎作用、②消毒作用、③抗菌作用があります。
消炎作用を有するものとしては、アズしン製剤(含嗽用アズレン錠、含嗽用ハチアズレなど)があり、散剤、顆粒状剤、細粒状剤、錠剤がありますが、いずれも水や微温湯に溶解し1日最低でも数回、食後ならびに就寝前に用います。白血球遊走阻止作用による消炎作用や創傷治癒促進作用があります。
消毒作用を有するものとしては,ヨウ素の殺菌作用を利用するホピドンヨード剤(イソジンなど)や界面活性化作用により抗菌性を示すネオステリングリーン、オラドールなどがあります。いすれも希釈して最低でも数回食後と就寝前に含嗽に使用します。表在性の細菌感染を伴うびらんや潰瘍性の口内炎に対して、また、痛みで口腔清掃不良な患者さんに対して感染予防として用います。ただ、アレルギーを有する患者さんもおられるのでその発現に汪意を要します。
抗菌作用を有するものとしてはアミノグリコシド系抗生物質であるフラジオマイシンを有するデンターグル Fなどがあります。消毒作用を有するものと同じ目的で使用され、含嗽により口腔内細菌増加の抑制やびらん・潰瘍性の口内炎の感染予防に有用です。
一方で、これらの消毒や抗菌を目的とする含嗽剤では、長期使用により口腔内の細菌のバランスが崩れ、黒毛舌(舌の表面が黒い細菌を含む舌苔でおおわれる)などの発症がみられます。■トローチ剤

口腔カンジダ症治療薬 · 口腔乾燥症状改善薬 · 口腔内局所止血薬 · 局所麻酔薬 ..

【局所投与】
症状が口腔内に限局する口内炎に対しては、
■含嗽剤、■トローチ剤、■口腔用軟膏、■貼布剤、■噴霧剤などを主に用います。

難治性の口内炎に対しては以下のような漢方を用いることもあり、その有効性が報告されてきています。
ツムラ半夏瀉心湯エキス顆粒(医療用) 1g 口内炎
ツムラ黄連湯エキス顆粒(医療用) 1g 口内炎
コタロー黄連湯エキス細粒 1g 口内炎
ツムラ茵蒿湯エキス顆粒(医療用) 1g 口内炎
(桃田ら.日本口腔外科学会総会 徳島大・歯・口腔内科学 2018報告)

デキサメタゾン口腔用軟膏0.1%「NK」 | Antaa DI

口内炎の治療として、薬剤の全身投与を行う場合は非常にまれということになります。投与方法としては点滴静注と内服がありますが重症の口内炎で摂食や飲水が困難で脱水がみられるなど補液が必要なときは、積極的に補液目的で点滴静脈注射を用います。
例えば、壊死性潰瘍性口内炎などでは急性症状が強く、発熱や倦怠感などの症状が重度なものがあり、これらに対しては抗菌剤(ペニシリン系やセフェム系の抗生物質などを1日1 ~ 2 g、 2回に分けて)を点滴静注します。摂食時痛などのために経口摂取量 (水分、栄養)が少ない場合や、高熱時などは補液量を増やし、カロリーとしての糖質を含む輸液を行います。
重症型の薬物アレルギーや尋常性天疱瘡など全身に及ぶ病変で症状が口腔粘膜に出現したものに対しては、副腎皮質ホルモン剤であるステロイド剤(プレド二ン1日20 ~ 40mg やデカドロン1日1~6mgなどを3回に分けて)を内服処方します。通常、1 ~数週間で効果がみられますが、疾患によっては症状が蔓延化し長期にわたる場合があります。ステロイド投与が長期にわたる場合には有害事象の発現、薬物相互作用、二次感染予防、治癒後の薬剤減量に注意を要します。

■食事:口内炎の疼痛が強い場合でも、経口摂取が可能であれば、なるべく口から食べ物を取ってもらうことが重要です。まず、症状の程度に応じて食事の形態を工夫します。すなはち、軟食(全粥,五分粥,三分粥など)に副食(おかず)もそれに応じて軟らなく、細なく、刻んだり、さらに、おもゆ、野菜スープ、牛乳など流動食やミキサー食などが必要な場合もあり、人工濃厚流動食(エンシュアリキッド、クリニミール、ハーモニックなど)を用いることもあります。
経口での水分や食物摂取が十分にできない重篤な場合には補液( 5 %ブドウ糖注射液、ラクテックDなど)による脱水改善、栄養改善を図ります。
それとともに、重要なのが休息をとって、十分に体を休めてやることです。


[PDF] 口腔カンジダ症治療薬 「フロリードゲル経口用2%」の特徴

1)歯や義歯などの機械的な刺激
歯や不適合な補綴物(詰め物や被せもの)、割れた義歯の鋭縁などの機械的な刺激によ
って生じる粘膜表面が傷つき、粘膜自体が壊死し、脱落して潰瘍が形成されます。これ
らはいわゆる褥瘡性潰瘍と言われ、新生児における先天歯の慢性刺激によって生じるリガ・フェーデ病も含まれます。このような機械的な刺激やいわゆる傷が原因でできた潰瘍は一般に境界明瞭で、周囲には角化した粘膜がわすがに隆起し、潰瘍底は黄白色ー赤色の肉芽組織様を呈します。このような潰瘍性口内炎は癌性潰瘍との鑑別が重要です。癌性潰瘍では癌細胞の周囲組織への浸潤によって硬結が生じているのが特徴でこの点から鑑別が可能です。潰瘍性ロ内炎では、まず明らかな刺激を除去し、ステロイド含有軟膏や痛みが強い場合は非接触性のステロイド剤の噴霧などを行い、含嗽剤などを投与し、様子を見ます。その中で、 1 ~ 2週間経過しても変化がないものや拡大傾向のある場合は癌性潰瘍を疑い、細胞診や組織新など病理診断を行います。
症例:熱傷によると思われる口内炎:診断には問診も重要になる。

口内炎でデキサメタゾン軟膏を処方されました。副作用にカンジダが入っていたのですが、口の中に塗ってもカンジダか起きることはあるんですか?

●紅斑やびらんを呈する口内炎
(金属アレルギー、薬物アレルギー、びらん型口腔扁平苔癬を含む)
紅斑やびらんを呈する口内炎とは、口腔内の粘膜が一部薄くなるあるいは委縮することで紅くなったり、それが粘膜の表層欠損となりびらんを生じたり、さらにひどくなって潰瘍を生じたるする口内炎です。

デキサメタゾンは合成副腎皮質ホルモンで、天然の糖質コルチコイドと同

③栄養の維持
刺激物を避け、健常時と同様の食事がとれるようにします。患側を使わない,スプーン使用などの簡単な工夫や、食事の前に病変部への貼付剤や保護床の使用も効果があります。嚥下障害を併発した重篤な場合には,経管・経静脈栄養法を行うこともあります。
★再発性アフタにおいて注意しないといけない全身疾患:べーチェット病
べーチェット病は口腔粘膜の再発性アフタ性潰瘍(口内炎)の他に、眼症状、皮膚症状、外陰部潰瘍を主症状とする多臓器に対する侵襲性の原因不明の炎症性疾患で、急性発作を繰り返しながら慢性に経過します。本症では、口腔粘膜の再発性アフタ性潰瘍(口内炎)は必発で、口腔の病態からだけでは、再発性アフタとの鑑別は困難です。
■べーチェット病における治療の注意点
ベーチェット病は、遺伝的素因に細菌感染などの外的環境因子が加わり発症するものと考えられています。特に口腔連鎖球菌が重要視されており、抜歯などの口腔における観血的処置は発症・病状の増悪因子となるため、全身症状の増悪時、ロ内炎の多発時は積極的な治療を避けるべきです。また歯科治療時の浸潤麻酔など注射針による潰瘍形成にも注意を払う必要があります。

じ機序により抗炎症作用を発現するが、天然のものに比べて鉱質コルチコ

①再発性アフタに対する治療においては、原因が不明であることも鑑み、ステロイド含有の局所療法剤 (デキサルチン, ケナログ, アフタッチ, アフタシールs , サルコートなど)や免疫抑制剤の投与などの対症療法が中心になります。これらの局所療法剤は、病変部の清拭と含嗽後に少し乾燥させて貼付します。病変部の綿球・綿棒による清拭時に、偽膜を無理には
がす必要はありません。軟膏は小さな綿棒で, 1日数回厚くならないように貼布します。低出力レーザー照射にて、鎮痛効果や治癒の促進効果がみられることもありますが、機械的な刺激を与えることになること、間違った診断下にレーザー照射をすることのリスクを考えると適切とは多めない部分もあります。
このような場合には、易感染性や口腔カンジダ症の合併などの有害事象が見られることがあります。

[PDF] 第 21 回 奈良県立医科大学臨床研究審査会 議事概要

アフタとは、境界明瞭な類円形の小さな潰瘍で、表面を白色ないし黄色の偽膜で覆われ周囲に発赤を認める病変です。有痛性で、その多くは瘢痕を残さすに治癒します。
アフタを生じる原因には、ウイルスの他、全身疾患の一部の症状が口腔内に出現する場合、その他、外傷によるもの、そして原因不明なものもあります。
アフタが多発し、粘膜炎を伴っているものをアフタ性ロ内炎と呼ひます。アフタが数個みられる程度で、粘膜炎も伴わない再発性アフタなどは、厳密にいえばアフタ性ロ内炎とは呼びにくいものがありますが、臨床的には区別がつきにくいことも事実です。

カンジダというカビが原因となっている口角炎の場合はカビを抑える為の塗るお薬が ..

痛みやしみるなどの症状を誘発する熱いものや刺激物の摂取をできるだけ避け、疲労や風邪などが誘因として考えられる場合、安静にして身体を休めるとともに口腔の清潔を保つように指導します。さらに、含嗽薬や口腔用殺菌錠あるいはトローチを使用します。
急性萎縮性カンジダ症の場合には、アムホテリシンB (ファンギゾン) のシロップを水で薄めて、1日3回程度含嗽したりなど、抗真菌薬を用います。

[PDF] 在宅療養中のがん患者さんを支える 口腔ケア実践マニュアル

口腔粘膜に発赤、紅斑、あるいは浮腫が生します。口腔に熱感ないし灼熱感があり、いわゆる口が荒れた状態となります。また、辛い物など刺激のある食物によってしみたり、痛みを感じるのも特徴です。粘膜の炎症が強い場合は、粘膜表面が白くなり、睡液の粘りけが増してきます。適切に処置すれは、通常数日で症状は消失しますが、ステロイド薬の服用や免疫能が低下しているような場合には症状が遷延化し、持続します。

菌による歯周炎の急性化や粘膜の傷(義歯による褥瘡や粘膜炎など)

症例:カタル性口内炎(萎縮性カンジダ症)症例:カタル性口内炎(口腔乾燥と全身的な免疫能の低下による)

連載 日常診療の質を高める口腔の知識/medicina44/1

何らかの原因によって口腔の清掃状態が悪くなり、連鎖球菌などの口腔常在細菌が繁殖したり、口腔内の細菌叢の状態(バランス)が変わってカンジダ菌が繁殖して発症すると考えられています。健康状態がよいとき=免疫能の低下がない時には発症することははとんどなく、免疫力あるいは感染防御能の低下を背景として発症することが多いようです。すなわち、全身疲労、風邪、胃腸障害、ビタミン欠乏、抗菌薬あるいはステロイド薬の服用、過度の喫煙などによって、全身的な免疫能が低下することが誘因と言えます。急性萎縮(紅斑)性カンジダ症は抗菌薬(抗生物質)やステロイド薬の服用が誘因であることが多いようです。また、健康な人でも、熱傷(主として熱い食物の摂取による)や薬物(酸、アルカリ)を誤って口に入れた場合にもこの病態が生します。

ウイルスに感染していない傷(口内炎)や口の中にカンジダなどの真菌(カビ)が ..

口腔粘膜の漿液性炎をカタル性ロ内炎と呼びます。この名称は原因などからの口内炎としての疾患を表すものではなく、さまざまな原因によって口腔粘膜に発赤、紅斑、浮腫が生じた状態を示す症状から分類された口内炎に対する呼称です。

【口角炎におすすめ】薬剤師が厳選した市販薬 6選【モアリップなど】

以下に述べるようなウイルスの感染症が口腔粘膜に発症した場合を示し、ウイルスはそれぞれ細胞内で複製し、細胞に細胞変性効果を与えて病変を形成します。そのため水疱を形成することが特徴であり、診断の際に役立ちますが、水疱は口腔内の機械的な刺激により容易に破れて、びらんや潰瘍になりることも踏まえての診断が重要になります。ヘルペス性口内炎、帯状疱疹、ヘルパンギーナなどのウイルス感染による口内炎でヘルペス性口内炎はヘルペスウイルスI 型(HSV-I)、帯状疱疹は水痘帯状ヘルへスウイルス (VZV)、ヘルバンギナではA群コクサッキーウイルスがそれぞれ原因ウイルスです。