「コブラ」手塚が称賛したデジタル漫画の先駆け 寺沢武一展が開催中


海賊ギルドの幹部であるエル・ロデスを襲撃したコブラ。コブラたちはロデスに成り代わり、サラマンダーへと近づくために年に1度行われるギルドの集会へと潜入することとなるのだが、そこでコブラはサラマンダーがいる居場所の情報を入手したのだが…!?


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こうしたいくつかのギャップと、ここ一番では決める振る舞いが、コブラという人物を魅力的に引き立てます。そしてお宝を狙う一方で、決して欲深いわけではなく、困難への挑戦を楽しんでいる面が大きい模様です。例えば、相棒のレディを助けるために向かった「カゲロウ山」の山頂にはニ十トンもの金塊があったのに、コブラは全く目もくれずに下山しています。

そうした影響が、後に北条司の『シティーハンター』のようなおどけているようで本当は強いキャラクターを主人公にした作品を生み、荒木飛呂彦の『ジョジョの奇妙な冒険』のような圧倒的な画力と洒脱な会話で読者を引っ張っていく作品を生んだとしたら、寺沢武一の影響は漫画界にとって計り知れない。

[1-3話]スペースコブラ(1982) 寺沢武一の大人気コミック ..

そうした表現方法に、フランス人俳優のジャン・ポール・ベルモンドが主演した映画のような洒脱さやハードボイルドさをセリフ回しやストーリーに取り入れ、SFとしてのアイデアを惜しみなく注ぎ込んで作り上げた作品が『コブラ』だったとしたら、20歳過ぎの青年がそこまで広いアンテナを持ち、多彩な表現に触れて自分なりに吸収し、オリジナルの作品を生み出したことに驚嘆せざるを得ない。漫画を通してそれらの表現に触れた子供の読者はなおのこと、初めての体験として多大な影響を受けただろう。

コブラを追跡していたのは何と銀河パトロールのドミニクであった。てっきりコブラは自分を捕まえにきたものだと思っていたが、ドミニクはコブラに仕事を依頼しに来たのだった。ドミニクからこの仕事を成功させれば過去の罪状が全て帳消しになると言われて…!?

「コブラ」寺沢武一の企画展が明日から、師匠・手塚治虫の記念館で

金塊をのせたまま行方不明になってしまったビーナス号は海賊に襲われたと睨むコブラは、海賊の首領が支配人をしているカジノに潜入することにした。するとコブラは客に暴力を振るわれているバニーガールを発見し助けてあげた。するとこの女性がビーナス号に関する秘密を持っていて…。

少年漫画の主人公、しかも宇宙海賊。そこに、三枚目なビジュアルの組み合わせは“奇妙”にも思えます。しかし作品を読んだ後は、その印象が一変。味のある表情との組み合わせがこの上なく格好良く、“絶妙”だったのだと驚かされます。

ブイチギルド 【寺沢武一作品公式】 (@BuichiGuild) / X

惑星サドスに辿り着いたコブラたちであったがそこには見渡す限り生命体が存在していなかった。生き残りがいないかと探し回っていると建物の中に大量の死体を発見してしまう。一度休憩をしようとシャワーを浴びるコブラであったがドミニクの大きな悲鳴が聞こえてしまい…!?

特に連載第一話目のコブラは、自ら記憶を消して社会に埋没しているため、うだつの上がらないサラリーマンに他なりません。


寺沢武一の『COBRA』完全新作も連載開始! オトナの男のための新WEBコミック誌「COMIC Hu」11月19日ついに創刊!

1977年に読み切りで掲載された後、1978年に「週刊少年ジャンプ」で『コブラ』の連載が始まった時、誰もがそのスタイリッシュな作風に衝撃を受けた。マッチョな男性キャラクターやグラマラスな女性キャラクターが高い等身で描かれていて、ポージングもグラビアから抜け出してきたようにいちいちカッコ良い。そうしたビジュアルから、『バットマン』や『スパイダーマン』といったアメコミを思い浮かべる人が多かった。

SPACE ADVENTURE COBRAの作品一覧|寺沢武一

『コブラ』が2008年に改めてアニメ化されたタイミングで、寺沢武一さんにインタビューしたことがあった。記事も当時のメモも手元にないため、細かなニュアンスは記憶に頼るが、寺沢さんの漫画にはやはりアメコミの影響があるのかと尋ねた時、そうではないといった返答があったように覚えている。自分が影響を受けたのはBD(バンドデシネ)だ。確かそう話してくれた。

かっこよ 不死身の英雄コブラ兄弟 が寺沢武一公認かるた ..

マンガ家の寺沢武一さんが9月8日に死去した。68歳という享年から逆算して、『コブラ』を描いて漫画界に登場してきたのが22、3歳といった若さだったと知り、その卓越した画才ぶりに改めて頭を垂れるしかない。寺沢武一の何がそれほどまでに凄かったのか。その凄さがエンターテインメントの世界にどれだけの貢献をもたらしたのか。

COBRA 1巻|無料漫画(マンガ)ならコミックシーモア|寺沢武一

こうした性格の主人公は、特に当時の少年漫画ではかなり珍しい部類でした。しかもコブラの場合、容姿との兼ね合いもまた特徴的です。こうしたキャラクターの場合、二枚目やイケメンでもおかしくありませんが、コブラの見た目だけを語るならばずばり「三枚目」。たれ目で団子鼻という見た目は愛嬌こそ感じますが、ハンサムとは言い難い容姿です。

寺沢武一さん死去 「コブラ」憧れカズレーザーはQさまVでSNS複雑「両方ともトレンドに」 ..

よく見りゃ表紙のデザインもよく似ている。
こっちの方が、後ろがコブラと分かりにくいのが問題。
ラグビーと野球と言いつつ、実はお茶の時間を
含むクリケットみたいとも感じた。
お茶の時間の話題には剣呑な話が取り上げられるのだけど。
お好みで。

SFハードボイルドマンガ『コブラ』の連載開始45周年を記念し、原作者・寺沢武一の正式な監修を受けた複製版画が登場。

残虐非道の海賊ギルドに立ち向かう一人の英雄・・・左腕にサイコ・ガンを持つ不死身の海賊コブラが、相棒のアーマロイド・レディと共に宇宙銀河を駆け巡る!寺沢武一の傑作痛快アドベンチャー!!

寺沢武一 原画展 ART of コブラとか。 □作者プロフィール

残虐非道の海賊ギルドに立ち向かう一人の英雄・・・左腕にサイコ・ガンを持つ不死身の海賊コブラが、相棒のアーマロイド・レディと共に宇宙銀河を駆け巡る!寺沢武一の傑作痛快アドベンチャー!!

『コブラ』寺沢武一氏のSNSに不適切画像 プロダクションが謝罪

本作の主人公は、作品名と同名のコブラ。フルネームは不明で、本名なのか偽名なのかも分かりません。左腕に銃(サイコガン)を仕込み、見事なプロポーションを持つ相棒「アーマロイド・レディ」と共に、宇宙船「タートル号」を駆り様々なお宝を華麗に奪います。

兵庫県宝塚市の手塚治虫記念館で、宇宙海賊の活躍を描いた「コブラ」で知られる漫画家寺沢武一さんの企画展が開催中。2025年2月19日まで。

バトル漫画の多くは、正義や倫理を重んじて、悪側の敵と戦う作品がほとんど。そんな時代の中、漫画「コブラ」は宇宙海賊を主人公に据え、法律を歯牙にもかけないアウトローを描くSFアドベンチャーとして発進しました。

SF漫画の金字塔『コブラ』や『ゴクウ』などのヒット作で知られる漫画家・寺沢武一さんが8日、心筋梗塞のため亡くなったことが伝えられた。

漫画「コブラ」の連載は、1978年に「週刊少年ジャンプ」で始まりました。当時の週刊少年ジャンプは、「キン肉マン」や「ドーベルマン刑事」などの人気漫画が活躍。また後続で「Dr.スランプ」「キャプテン翼」「キャッツ・アイ」なども登場し、大きな盛り上がりを見せます。

御冥福を祈ります · やっぱり、コブラはいいなあ · 是非ともCGが上手な… · いろいろなシーンでコ… · 寺沢先生の作品はみな…

実際は、フランスのジャン・ジロー(メビウス)をはじめとしたBD作家を好んで良く読んでいたようで、1974年創刊の『メタル・ユルラン』(米題『ヘビーメタル』)などに掲載されるような、肉体美を兼ね備えたイラストに近い雰囲気が、寺沢武一の作風には漂っているように感じられる。あるいはフランク・フラゼッタやボリス・ヴァレホといったアメリカのイラストレーターが描く、ファンタジー作品のイラスト表現に通じるところもある。

「コブラ」などを手掛けた漫画家の寺沢武一氏が心筋梗塞のため9月8日に死去 ..

どれだけ嘆いても、時は戻りません。そして、作者が去った後でも、作品は残り続けます。個人として失ったものの大きさを痛感していますが、ひとりのライターとしてすべきことは、寺沢氏の名作とその足跡をこれからも伝えること。その想いから、寺沢氏の代表作である「コブラ」の魅力や特徴などを、今回改めて紹介します。

COBRA the illumination 寺沢武一 コブラ40周年記念展図録

ですが今回の報は、寺沢氏の戻らぬ旅立ちとなり、ファンたちが悲しく見送る形となってしまいました。筆者もまた、胸にぽっかりと空いた穴を苦しく見つめるばかりです。

「COBRA ザ・サイコガン 前編」寺沢武一 [コミックス(その他)]

筆者もいちファンとして、各作品……特に「コブラ」を愛読し、のめり込んできた読者のひとりです。脳腫瘍といった大病で筆を置く時期もありましたが、そのたびに寺沢氏は必ず舞い戻り、素晴らしい作品を提供し続けてくれました。

コミック「COBRA ザ・サイコガン 前編」寺沢武一のあらすじ、最新情報をKADOKAWA公式サイトより。

また、「BLACK KNIGHT バット」、「鴉天狗カブト」、「ゴクウ」、「武 TAKERU」、「GUNDRAGON」など様々な作品を生み出しながら、代表作とも言える「コブラ」の執筆も定期的に続け、2019年には「COBRA OVER THE RAINBOW」の連載を開始。長き生涯にわたり、熱意と意欲を持って漫画執筆を続けた作家でした。