血清テストステロンは 4 %,13%,4 % 増加した(10). わが国におけるフィナステリドの臨床試験(11)は,
フィナステリドには、男性型脱毛症のリスクファクターであるジヒドロテストステロンの産生を抑制する働きがあります。それが筋トレ効果を下げる原因だと言われているのですが、ジヒドロテストステロンの産生を抑えたからと言って、筋トレ効果が下がることはありません。
フィナステリドでテストステロンを抑えて脱毛抑制する事は可能か?
その原因として男性ホルモンの関する誤解があげられます。フィナステリドは男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンの産生を抑制します。それによって抜け毛のリスクを減らすことが可能となるのです。
実際には、筋トレ効果を高めるために必要なのはテストステロンであって、ジヒドロテストステロンではありません。またテストステロンが増えたからと言って、それが必ずしもジヒドロテストステロンの増加につながるわけでもありません。
2) フィナステリド投与によるジヒドロテストステロン濃度の変化
『AGA治療』では専門クリニックの医師によるメンタルケア・生活習慣の指導も行いますが、中心は“飲む育毛剤” 「フィナステリド(プロペシア)」の処方です。このお薬は、男性ホルモン“テストステロン”が悪玉へ変わるのを阻止することで薄毛を予防します。
"男性型脱毛症(AGA)治療薬であるフィナステリド(プロペシア®)やデュタステリド(ザガーロ®)を飲むと不妊症になるのでしょうか?"という話題についての論文を紹介し、3回にわたってお伝えいたします。
男性型脱毛症(AGA)治療薬であるフィナステリドは、もともと前立腺肥大症の治療薬として開発されました。さらに、AGA治療薬としても適応となり利用されています。また、前立腺癌の予防効果も証明されています。日本では、0.2mgと1mgの使用が認可されていますが、保険収載はされていないため、自費診療での使用となっています。フィナステリドは、主要な男性ホルモンであるテストステロンをジヒドロテストステロンに変換する5α-還元酵素の作用を抑制することにより治療効果を発揮します。この結果、体内のジヒドロテストステロンの濃度は減少し、テストステロン濃度は上昇します。ジヒドロテストステロンは、男性ホルモンとしてもっとも強い作用を有するため、この薬剤により男性ホルモンの作用がある程度抑えられることになります。この薬剤は5α-還元酵素II型を抑制します。精子形成には男性ホルモンが必要なために、当初から精子形成に影響を及ぼすことが懸念されていました。海外では前立腺肥大症に対してフィナステリド1日5mgが投与されており、この量では精液量が25%減少すること、そのほか前立腺体積が20%縮小すること、前立腺癌の腫瘍マーカーである前立腺特異抗原(PSA)の50%減少効果があることが既に報告されていました。
論文の要旨:
この論文は、フィナステリド1日1mgを内服することの影響を検討したものです。精子形成や、精液量、前立腺体積、PSA値がどのように変化するかについて、多施設の二重盲検無作為化比較試験にて解析しています。
解析対象となったのは、19歳から41歳の健常者181名です。これらが無作為にフィナステリド1日1mgを内服する群および偽薬(プラセボ、有効成分の入っていないもの)を内服する群に振り分けられました。フィナステリドおよび偽薬は、48週間内服し、60週間休薬しました。
結果:
フィナステリド1日1mg内服により、精子濃度、総精子数、精子運動率、精子正常形態率に有意な変化はありませんでした。精液量はフィナステリド内服群で0.3mL(11%)の減少、偽薬内服群で0.2mL(8%)の減少で、両者の差の中央値は0.03mLで有意なものではありませんでした。一方、フィナステリド内服群で前立腺体積は2.6%の減少、PSA値は0.2ng/mLの減少でいずれも有意な変化でした。この変化はフィナステリド中止によりもとにもどりました。
結論:
若年健常者において、1日1mgのフィナステリド内服48週間では、精子形成や精液量に影響はないということになります。また、前立腺肥大がない若い方でもフィナステリド内服により前立腺体積は減少しましたが、中止により回復しました。
テストステロン:男性ホルモンであり、男性らしい特徴(筋肉量の増加、声 ..
フィナステリドやデュタステリドといった5α-還元酵素阻害薬はAGA治療薬として広く用いられています。この研究は古いものですが、症例数はある程度あり、多施設の無作為化試験という比較的質の高いものです。この研究からわかるのは、”若年の健常者において”は、フィナステリド1mgの投与によって精子の数や精子の運動性に影響はないだろうということです。最近の後ろ向きの研究でもAGA治療としてフィナステリド1日1mgの内服により、有意に精子数の減少が起きたことが報告されました(Pallotti F et al, Endocrine. 2020)。この研究でも、フィナステリド開始時の精子数がとても多かったため、大抵の場合は減少しても問題ないレベルに収まっていました。我が国で認可されている0.2mgではさらに影響が小さいことが予想されます。他の研究では妊娠中に精液からこの薬剤が移行することの問題も検討されていますが、ごく微量なので妊娠に影響しないと結論づけられています(Laborde E and Brannigan R, J Androl 2010)。
ただし、今回ご紹介した研究には不妊症の症例や、より高齢の男性は基本的に含まれていませんので解釈には注意が必要です。
5α-還元酵素I型およびII型の両方の作用を阻害するデュタステリドについては次回ご紹介します。
「フィナステリドでテストステロンは増える?」フィナステリドが産生抑制するのは、男性ホルモンの中でも『ジヒドロテストステロン』と呼ばれる成分です。本記事では、フィナステリドと男性ホルモンの関係や、身体への影響について解説します。
たとえ、射精後にテストステロン血が上昇したとしても、フィナステリドの抑制効果によってジヒドロテストステロンへ変換する働きを抑えてくれます。
結論からお伝えすると、フィナステリドの服用で血中のテストステロン値は劇的に変化しないと考えてよいでしょう。
まずはじめに、現時点ではフィナステリドとテストステロンの関係は明確にはなっていない状況です。
男性が射精するとおよそ1週間ほどかけて、体内のテストステロンの量が増加するとされています。 ..
しかし、過去複数の研究で、フィナステリドがテストステロン値に影響しなかったことが報告されています。
作用機序としては、フィナステリドと同じでテストステロン→ジヒドロテストステロンの変換を抑制し、脱毛を遅らせます。 ②ミノキシジル
抜け毛の量が減ること=髪の毛の量が増えることではありませんが、フィナステリドを主成分とするプロペシアの服用を3年間継続した場合、98%もの男性型脱毛症の進行を抑えられるということです。
フィナステリド内服でテストステロン(男性ホルモン)は低下するの? · Comments25.
例えば、フィナステリドの説明書であるでは、6週間の服用で血清テストステロン濃度に特異的な変化はなかった旨が記載されています。
したがってオナニーによる射精でも男性ホルモンは一時的に増加すると考えられます。テストステロン ..
また、その他にも11人の患者が1週間フィナステリドを服用した研究でも、血清テストステロンには影響がなかったと報告されています。*
緊急解明。『AGA治療』と『男性ホルモン治療』は両立するか!?
これらの結果からも、フィナステリドの服用がテストステロン値に劇的な変化を起こすとは考えにくいでしょう。
【医師解説】フィナステリドについて。服用ポイント、作用・副作用
フィナステリドを摂取することによって、筋トレの効果が下がるようなことはありません。フィナステリドには男性型脱毛症のリスクファクターであるジヒドロテストステロンの産生を抑えますが、それと筋トレの効果とは何の関係もありません。
原因であるジヒドロテストステロン生成を抑制することから、AGA治療に不可欠な治療薬になります。 1日1回1錠を欠かさず服用しましょう
フィナステリドがテストステロン値に影響すると誤解される理由の一つに、フィナステリドの作用機序があります。
テストステロン(男性ホルモン) 京都市の泌尿器科 北村クリニック
フィナステリドには男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンの産生を抑制する働きがあります。そのため筋トレ効果が下がると誤解されがちですが、筋トレ効果を高めるのに必要なのはテストステロンです。
フィナステリド(5αリダクターゼⅡ型を阻害、プロペシアなどの名称あり)や ..
現在、医薬品として効能・効果が認められている薬は、テストステロンを抜け毛の原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)に変化させる酵素を阻害するフィナステリドやデュタステリド、毛根の毛細血管を拡張して血流を増加させるミノキシジルなどがあり、効果がみられるまでは、6ヵ月程度の継続的な治療が推奨されています。当クリニックでは、ミノキシジル(錠剤)とフィナステリド(錠剤)またはデュタステリド(錠剤)による2種類の併用治療を行っており、多くの患者様が効果を実感されています。
クレアチンがジヒドロテストステロン(DHT)を高める可能性がある? ..
フィナステリドは、先発品プロペシアのジェネリック薬でテストステロンからAGA(男性型脱毛症)の原因であるジヒドロテストステロン(DHT)へ変換させる5α還元酵素II型を阻害し、男性型脱毛の進行を遅らせたり、改善したりする作用があります。
筋トレしている間はフィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルは使用してもいい?
しかし、フィナステリドが抑える男性ホルモンはテストステロンではなく、「ジヒドロテストステロン(DHT)」と呼ばれる男性ホルモンです。
還元酵素II型阻害薬 フィナステリド(プロペシア 錠0.2 mg
“テストステロン”値がアップしても「フィナステリド(プロペシア)」の働きで悪玉になるのは阻止されるので、『男性ホルモン治療』が直に薄毛へつながる心配はなくなりました。
新橋駅徒歩4分 | 港区東新橋の商業施設「カレッタ汐留」の地下1F
DHTは、テストステロンが5αリダクターゼという酵素によって変換される、より強力な男性ホルモンであり、テストステロンとは全くの別物です。
同じ男性ホルモンのため誤解されがちですが、フィナステリドが下げるのはテストステロンではなく、DHTの血中濃度なのです。
AGAの原因物質DHT: AGAは、男性ホルモンのテストステロンが、5αリダクターゼという酵素によってDHT(ジヒドロテストステロン ..
しかし、前述の通りフィナステリドが抑制するのはDHTであり、テストステロンではありません。
ジヒドロテストステロン(DHT)がAGAの原因? 抑制する方法も紹介
仮説①デュタステリドがテストステロンからDHTへの変換を阻害することで、DHTが減り、そのぶんテストステロンが増える。そのため、筋肉は増える。
肥満、高血圧、脂質異常というメタボ因子が増えるほど、テストステロン値が低くなることが分かっています。 ..
つまり、テストステロン値に影響を与えないフィナステリドでは、筋トレ効果や思考力にも大きな影響を与えるのは難しいと言えるでしょう。
デュタステリドとテストステロンの関係性について|こばとも皮膚科
AGA治療薬のプロペシア(フィナステリド)は5αリダクターゼの働きを阻害するので、DHTが減少し、男性ホルモン受容体への攻撃をブロックすることになるので、効果があれば(当院では70%前後)、正常の毛周期となるので、発毛した毛が抜けずに太く長い毛として生えてきます。